習得内容と留意点
- 作法
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- 基本
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- 立ち方
形の習得に伴い、新しい立ち方を覚える。
半身後屈立ち、猫足立ち、基立ち等
※ワンポイントアドバイス
半身後屈立ちは、尚空連の形すべてに出てくるのでしっかり覚える。
床の目印を捜し、両足で直角を作り、前足は3足分前に出し、主に後ろ足で体重を支える。
猫足立ちも、床の目印をさがし、30度前後の両足の角度をとり、後ろ足一本で体重を支え、両膝が開かないように心掛ける。
- 準備体操、ストレッチ
初級編に同じ
- 基本の突き蹴り
初級に同じ
- 受け
初級編の受けのほかに、
手刀受け、背刀受け、腕受け、掛け手、押さえ受け、振り受け
※ワンポイントアドバイス
手刀受けは半身後屈立ち、もしくは猫足立ちで行うが、受ける前はへそを正面に向け、受ける瞬間に腰を切る。肩の動きは動作に伴い自然に動くことが良い。
- 打ち
裏打ち、背刀打ち、手刀打ち、肘打ち、拳鎚打ち等
- 移動基本
習得した受け・突き・蹴りを移動しながらおこなう。つまり、形や組手につなげるためのものである。
順突き → 逆突き → 前蹴り → 下段・外・揚受け → 四股突き → 手刀受け → 横蹴り → 猫足蹴り
- 組手
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- 約束組手
① 左後方に身体を移動し、前屈立で下段払い →左中段突き
② 右後方に身体を移動し前屈立ちで左下段払い → 右上段手刀打ち
③ 左横に体を移動し、猫足立ちで右下段払い → 右猫足蹴り
④ 真後ろに左足を半歩後退し、歩み立ちになり左押え受け → 右裏打ち
⑤ 右足を軸に後ろに180度回転し、右振り受けをしながら並行立ちになり→猿臂
- 連続技
上段刻み突き → 中段逆突き 上段刻み突き → 前蹴り
上段追いつき → 上段逆突き(逆突き→逆突きにも変化する)
刻み蹴り → 突き(上段刻み突き、中段逆突き)
※ワンポイントアドバイス
すべてそうであるが、一本目がすべてである。思い切りよく素早く技を出すことが守りにもつながる。
前蹴り → 上段追い突き
※ワンポイントアドバイス
相手と反対構えの時に有効である。受け慣れていないこと、距離感が掴めない、蹴りが見づらいことなどが大きな理由であろう。
- 形
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- 幼児から中学1年生までの形
紫帯 平安 ( ヘイアン ) 五段
緑帯 腕秀 ( ワンシュウ )
茶帯 慈允 ( ジイン )
- 中学2年生以上の形
8級 平安 ( ヘイアン ) 二段
7級 平安三段
6級 平安初段
5級 平安四段
4級 平安五段
3級 腕秀 ( ワンシュウ )
2級 慈允( ジイン )
1級 四方公相君 ( シホウクーシャンクー )
- 帯の色について
当道場では、幼児から中学1年生までは“子供”とみなしている。
したがって、大人とは異なり級と級の間に補をいれている。
つまり、ランクが大人の倍設定されている。
紫帯 6級補 ~ 5級
緑帯 4級補 ~ 3級
茶帯 2級補 ~ 1級